犬は月をめざす

もっとブワァー!ときてボーンと!

バイト

星が落ちてくるから、それを掃除するバイトにいかなきゃいかん。

友人の父親が見たという夢。

落ちてくる星を掃除するバイト。やりたい。どこで募集してるだろう。時給はどのくらいで資格は要るだろうか。日勤?夜勤?流星群のときは人員不足になったりして。
素敵架空バイト。

約束 パート2

前もって遊ぶ約束するのが苦手っていうか嫌っていうか、前々日、前日、当日にポーンと誘われたいし誘いたい。
あんまり先の方に予定が入ると息がつまる。それを消化することが予定されているから。楽しみもあるけど早く予定を無くしてしまいたい気持ちもあって、振り子のようにあっちこっちに揺れて酔う。気持ち悪くなる。
でも残念ながら私は大人になってしまった。
アポイントメントは友人間でも半ば当然のことになってしまった。
すぐに果たしてしまえる約束しかしたくない。簡素で簡単な約束しか約束できない。

「今日なにしようかなぁ」って呟いたら「26歳のくせに休みの日に予定がないの…」って言われたことを思い出したむかつく。予定のない休日はだいたいDVDとか見て寝て終わるの見透かされたみたいでむかつく。

Vフォーヴェンデッタ観たンゴ

『Vフォーヴェンデッタ』を観た。
ナタリーポートマンが出てる。あとマトリックスの「アンダーソン君」って言う人、なんだっけ、スミスだ。ミスタースミス役の人。仮面をつけてるから顔が見えない。いい声だった。仮面つけて喋ってるから少しモソモソしてるけど、いい声だった。今時の言葉で言うならイケボ。イケボって池坊の略みたいだなと発音するたび思う。

アノニマスがつけてるお面が気になって、検索して出てきたのがVフォーヴェンデッタだった。あのお面は、ガイフォークスという昔の人の顔がモチーフらしい。ナイスガイやタフガイのガイは、ガイフォークスのガイからとったものらしい。映画のVは顔は見えなかったけど、確かにナイスガイだった。何よりイケボだった。

映画の雰囲気は、哲学的、詩的、ロマンチック。Vというキャラクタをどう見るかで評価が大きく分かれそう。

「仮面の下にあるのは理念だからさ クリーディ君 理念は決して死なない」
Vのセリフ。
Vは復讐を誓ったダークヒーローみたいな感じなんだけど、マクベス巌窟王を引用したセリフや、まるで美術館のような部屋など、かなり紳士的な雰囲気を纏うキャラクタ。
頭が良く、強くて、かっこよくて、ロマンチストで、弱さを見せず、ボロを出さない。何なんだ。その要素の一つでいいから分けてくれ。こちとらボロを出しすぎてボロボロなんだよ。何か欠点は無いのか。驚くほどじゃんけんが弱いとか。いやはや私のことなんですけどね。ホントびっくりする。グーチョキパーの三択なのに弱い。三択ロース。はあ。

そうそう、Vフォーヴェンデッタは音楽もとても良いです。サントラ欲しい。
cry me a riverという曲が大変に好きです。



今年はクリスマスの恩恵を受けなかった。バイト先でチョコの配布があったくらい。美味しいチョコレートだった。中にカラカラのイチゴが入っていた。こういうのはオシャレに言うとなんだっけ。ドライ、ドライ、ドライ加工されたイチゴ?

クリスマスは恋人がいたら多少は楽しいだろうか。義務感が強いかもしれない。〜しなければならない。must。〜するべきだ。should。これをしておけば間違いがないという定番の選択肢。刺激がないが間違いもない。間違いは刺激なのか?そうかもしれない。may。maybe。


おきわすれ

バイトが終わってツタヤに寄った。
カメラ雑誌をパラパラと立ち読みする。篠山紀信がヌードを撮ってた。カメラ雑誌は趣味のコーナーにあって、周りには鉄道や釣りの雑誌を立ち読みしてるおじさんが3人いて、別に見られてるわけではないのに、やましい気持ちでヌード見てるわけじゃないのに、恥ずかしい気持ちになる。
シノヤマキシンとテトロドトキシンで韻が踏める。

本を2冊買った。
駅に戻って電車を待つ。
ホームのベンチに文庫本を読んでいる若い男性がいて、なんだかものすごく様になっていたので、自分も便乗して本を読み始める。買った2冊ではなく、いつもバッグに入れている一冊である。
5分も経たず電車がくる。
座ると、眠気が一気に押し寄せてきて、なんと降りる駅まで起きなかった。気づいたら降りる駅に電車がついていたのだ。びっくりした。ワープである。ワープは本当にあるのだ。
しかし、慌てて降りたために、読んでいた本を電車の中に置き忘れてきてしまった。

本を2冊買った30分後に、一冊を電車に忘れてしまう。
起き忘れはしなかったが、置き忘れてしまう。
忘れた本のタイトルは『世界音痴』。

年末

生まれてくることは1億円の宝クジが100回連続で当たるくらい凄いこと、なんていうけど、なぜ宝クジという選択なのだ。確率の問題なら、地球に隕石が100個落ちてくる確率だって同じくらいじゃないのか。なぜ宝クジに例えるんだ。わからない。そんなラッキーが宇宙に存在すると思えない。わからない。ああ年末ジャンボ買ってない。