犬は月をめざす

もっとブワァー!ときてボーンと!

Vフォーヴェンデッタ観たンゴ

『Vフォーヴェンデッタ』を観た。
ナタリーポートマンが出てる。あとマトリックスの「アンダーソン君」って言う人、なんだっけ、スミスだ。ミスタースミス役の人。仮面をつけてるから顔が見えない。いい声だった。仮面つけて喋ってるから少しモソモソしてるけど、いい声だった。今時の言葉で言うならイケボ。イケボって池坊の略みたいだなと発音するたび思う。

アノニマスがつけてるお面が気になって、検索して出てきたのがVフォーヴェンデッタだった。あのお面は、ガイフォークスという昔の人の顔がモチーフらしい。ナイスガイやタフガイのガイは、ガイフォークスのガイからとったものらしい。映画のVは顔は見えなかったけど、確かにナイスガイだった。何よりイケボだった。

映画の雰囲気は、哲学的、詩的、ロマンチック。Vというキャラクタをどう見るかで評価が大きく分かれそう。

「仮面の下にあるのは理念だからさ クリーディ君 理念は決して死なない」
Vのセリフ。
Vは復讐を誓ったダークヒーローみたいな感じなんだけど、マクベス巌窟王を引用したセリフや、まるで美術館のような部屋など、かなり紳士的な雰囲気を纏うキャラクタ。
頭が良く、強くて、かっこよくて、ロマンチストで、弱さを見せず、ボロを出さない。何なんだ。その要素の一つでいいから分けてくれ。こちとらボロを出しすぎてボロボロなんだよ。何か欠点は無いのか。驚くほどじゃんけんが弱いとか。いやはや私のことなんですけどね。ホントびっくりする。グーチョキパーの三択なのに弱い。三択ロース。はあ。

そうそう、Vフォーヴェンデッタは音楽もとても良いです。サントラ欲しい。
cry me a riverという曲が大変に好きです。