夢の荒城のメロディロード
敬老の日の9月15日は、友人たちと大分へ行きました。 目的は岡城跡の百名城スタンプと、メロディロード。 メロディロードは、車で道路を走ると音楽が聞こえてくる道です。九州には今のところ大分しかない模様。
しかもなんとなんと大分には2つもメロディロードがあって、一つが滝廉太郎の「荒城の月」、もひとつが、これまた滝廉太郎の「花」。タイトルだけ言われてもピンとこないですが春のうららの隅田川〜♪です。そうです隅田川です。
しかしこのメロディロード、国道57号線と国道502号線にあるのは分かるのだけど、地図が出てこない。道はなぁ!長いんだよ!ピンポイントで知りたいのに!仕方ないので現地で探すことに。
高速を使いつつ、岡城のある大分の竹田市までレッツラゴー!
途中、ミルフィーユみたいな鬼ヘアピンカーブがあり、運転手T氏、同乗者H氏ともども、絶叫しながら山を登る。
鬼のミルフィーユヘアピンカーブを抜けたら、そこにはなんと偶然にも「九重夢大吊橋」の看板があるではありませんか! 渡りたい!寄りたい!とワガママを言い、ここぞとばかりに寄り道。
九重夢大吊橋はゴジラよりも高い安心設計! 吊り橋を渡る前に、すこし下へ降りて滝を見られる場所もあります。 震動の滝。絶景じゃ。ほほほ。
お土産屋さんの近くに、なにやら奇妙な創作物を発見。干支ですね。懐中電灯やボタンなどを使って作ってありました。かわいい。コメントもかわいい。
「せっかくだから寄ってこう」と提案した私ですが、よく考えたら高いところがメチャクチャ苦手こと、渡ってる途中で思い出しました。 ばかと煙は高いところがすっきゃねん!!
吊り橋でスリルを味わったところで九重大吊橋を後にします。
1時間ほどで竹田市。
途中、小さな道の駅でから揚げをほおばる。 ここでレジのお姉さんにメロディロードの場所を尋ねる。熊本から竹田に向かう途中と、緒方方面から竹田に向かう途中にあるとのこと。ありがとうございますありがとうございます!
そして岡城跡到着!めっさ山の中!! 料金所。 写真には写ってませんが、竹の杖が置いてあって貸してもらえます。 入場料は300円。 搭城手形と、巻物がもらえます。巻物すごい。本格的。岡城跡の地図と歴史が書いてあります。
料金所から岡城の入り口に向かう途中に、お土産屋さんがあって、ここで荒城の月をわりと大音量で流しているのですが、これがなんともビミョーな気持ちにさせてくれます。。
想像してみてください、
大音量で山に響き渡る、雄々しく歌い上げられる荒城の月を。。
荒城はやはり格が違いますね!格が!!
岡城と言えばこの石垣ですね。 本丸に向かう途中にあります。三の丸跡の入り口あたり。 岡城跡、全体的に石垣すごい。 すごいボリューミィな石垣。見応えあります。
三の丸跡から桜馬場跡へ歩いているとき、友人T氏が「……ねぇ、なんか聞こえない?」と言い出しました。
友人H氏とわたくし2人とも、ポッカーン。 聞こえるって言ったって…城の下の道路を走ってる車の音しか、きこえ… …ハッ!!
くっ、くるまの音だとぉ〜〜!!?
そうです。メロディロードです。 道路と車の共演による、ヴーヴーヴーと鳴る荒城の月が、聞こえてきておったのです。
とりあえず第一のメロディロード「荒城の月」の場所は、T氏のすば抜けた地獄耳によって明らかになりました。
城跡から下りる帰り道、あの怪しげな荒城の月を大音量で流すお土産を通ると、そこには、お茶を三つお盆に乗せたおばちゃんが。 なんと親切なことに、お茶と漬け物をもらいました。
タダで。タダです。タダ。
いやぁ〜、岡城って、山だし、敷地も広くって歩き疲れるんだよねぇー!
お茶ありがてぇーなぁー!
おばちゃんいい人だなー!
お土産屋に寄るしかないじゃんなー!
なんて商売上手なんだろう。
森野はここで、真っ赤な天狗のお面をゲットしました。650円なり。
さて岡城跡をあとにし、めざすは荒城の月のメロディロード。
だいたいの地図です。 たしかに荒城の月が聞こえました。 うぅ〜ん、味わい深い…。
あとは、もう一つのメロディロード「花」ですが。
この「花」メロディロード、熊本→竹田に向かう方にあるのですが、けっこう県境にあって、しかも目印にするものがほぼ何もないです。
地図です。ほんと目印がない。
そしてメロディがみじかい!みじかすぎる! まぁこんなもんか。
これで九州にあるメロディロードは全部制覇しました!2つしかないもんね!はっはっはっ!
みなさんも車で岡城跡にお越しの際は、ぜひぜひメロディロード通ってみてね。 車内のムードが荒城な月みたいになります!!!絶対おすすめ!!!!
以上、大分日帰り旅行記でした。
百名城スタンプ28個目です。