犬は月をめざす

もっとブワァー!ときてボーンと!

波の写真

何も読んでないし観ていないしで何か読まなければ観なければという思いはあるし読まなければならない観なければならないものは沢山、沢山あるんだけど、手が出ないから日記を書きます。インプット出来ないのは溜めるところがぎゅうぎゅうできっと入らないせいだろうから、書くことで出す。きっとそんな気がする。
ポケモンGOにハマってたけど、知人の知人といういわゆる他人の話を聞いたら、都会に住んでるその人はもうレベル33らしくて、都会ってズルっこい。私なんか頑張ってやっとレベル24で、それはつまり頑張るところを間違えすぎてる。効率の良い努力でなければ報われる場所が違ってくる。

夢をみた。真っ白い部屋にいて、誰も入ってこないように鍵をかけてた。とてもとても白い部屋で、何もなくて、部屋というよりは牢獄のようで、白くてスタイリッシュな牢獄に、誰か入ってきたけど肝心のその人物を覚えていない。残念。素敵な出会いがあるといいね。

元恋人と会ったりもした。玉ねぎみたいな髪型になっててやだった。


キリストさん

職場にキリストに似てる人がいる。
髪が長くて身体がほっそくてヒョロヒョロしててちょび髭が生えていて若いのか若くないのか微妙なラインの男性である。

うちの職場の玄関には社員証みたいなバッジをピッとかざして通るゲートがある。
ゲートの手前には来客用のソファがある。
ゲートを通って右に曲がればすぐ休憩所がある。

ある日、キリストさんがそのゲートの外にある来客用のソファに座って本を読んでいるのを見かけた。
朝日に照らされ本当にキリストのようだった。真っ黄色のTシャツにジーパンのキリスト。ああ眩しい。読んでいるのは聖書かな?ああ休憩所の水を持っていってワインにしてもらいたい。。

神々しいなと思いつつ、でも、しかし、なぜ、そこで本を読むのですか、主よ。休憩所はすぐそこにあるのですよ、主よ。わざわざ出なきゃいけないのに、主よ、あなたは、ああ、なぜ、玄関の近くだからクーラーもそこまで効いてないし、休憩所には誰もいなかったのに。

キリストの考えることはよくわからない。

土星の輪っかでフラフープ

2時間電話で話して会話がどこにも着地することなく終わった徒労感で爆睡した。3行で足りた。きっと3行で、400字詰めの原稿用紙の3行で足りた。3行で足りたことを、2時間に引き伸ばした会話。地球と土星じゃ流れてる時間が違うんだって。わたしたち土星にいたらきっと10数年を無駄にした。3行を10数年かけて語り尽くして。ここは土星じゃないし会話はきっと無駄じゃなかったと証明してくれ。馬鹿みたいじゃない。

欲しかったものを買った。話したかった人に話しかけた。会いたかった人に会えた。行こうと思ってたカフェに行った。読みかけの本を最後のページまで読んだ。全て通り抜けていった。何も引っかかることなく。すべて綺麗に。川に流れるみたいに。川の流れみたいに。綺麗に。
きちんと息をしているのになぜかもっと酸素が欲しい。





夢から覚めて会いに来て

夢と現実の区別がつかなくなるくらいリアルな夢を見るタイプなんだけど、昨日見た夢で知らない異性の髪型を褒めていた。「髪、短くしたんですね。その髪型好きです」って言ってた。恋なんてその程度で十分で、目がさめると消えるくらいがちょうどよくて、愛情なんてウエイトを持ってしまうと人生が潰れてしまう気がして。



証拠、裏付け、エビデンス

相槌とは、生かさず殺さず意見を持ち込ませずするものだから、人が持ってる各々の持論に対して打ち返しやすいボールを投げていれば大体はいい音が鳴る。正解は一つではなく無数に存在するけどパターンはあって、パターンを繰り返し繰り返し、これにはこれ、あれにはあれ、というふうに、返答を当てはめていく。まるでパズルのように。ああこれは会話じゃない。パズルだ。会話ってなに。ずっとパズルしてるみたい。
思ってることを少し言っただけで毒舌と言われたので気にすることにした。損したくないけど傷つける気も毛頭ないから本音なんて言うつもり無い。的を外し過ぎてる観察も退屈だ。思考とは観察か。観察とは思考か。なんでそんなに自信満々なの。どうして。根拠は、裏付けは、エビデンスは。

人を殺す夢を見た。殺すシーンは無くて、ただ殺したあとの物体と、殺してしまった罪悪感を、夢の中で何回も反芻していて、夢から覚めたあともとても夢とは思えず、自分が人を殺していないか頭の中で確かめた。
その人に連絡を取ろうとしたけど「そうだ、私が殺したんだ」とぼんやりと思った。
現実と夢が混在してる。
この夢が現実でない証拠は。裏付けは。エビデンスは。